kitakitajijiiのブログ

国鉄時代の駅弁、列車の想い出と食のブログ

駅弁の想い出 早岐駅

 駅と駅弁の関係は切り離せませんね。今回は佐世保線早岐駅です。

 佐世保線大村線の分岐駅、そして佐世保線の博多方面からのスイッチバック駅として早岐は発展した街です。国鉄時代は機関区、客貨車区があり佐世保駅より格が高い 一大拠点でした。駅舎側ホームには西海橋の精巧な模型が目を引き、とても駅として魅力的でした。ホームは2面あり、その奥にはディーゼル機関車やディゼルカーそしてブルートレイン(さくら・あかつき2編成)「かもめ」「西海1号」などの優等列車が配置されていました。

 この駅も最近まで古き良き木造の貴重な駅舎が残っていました。肥前山口駅同様、2014年建て替え、全国画一的な橋上駅として生まれ変わりました。さすがにこの貴重な駅舎の重要性を鑑み、JR九州の主催で駅舎建て替えイベントも行われました。記念切符の販売もあり惜別の雰囲気だけは残したのです。

 さておき、ここの駅弁業者は西海軒が担当、昭和50年前後当時の名物弁当として「かしわめし」「鯛ちらしずし」「あなごめし」「幕の内弁当」が販売されていました。急行弓張で博多に行くとき、ホームでの立ち売りが印象に残っています。そのとき運が良く「あなごめし」を購入することができました。「急行弓張」の車内でそのあなごめしを食べました。うな丼のようにご飯の上にあなごのかばやきが載って、ちょっぴり甘みが強かったけど美味しくいただきました。 

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   昭和49年頃の掛け紙              昭和49年DJスタンプ

掛け紙を見ますと西海軒は、肥前山口駅の常盤軒の早岐支店となっています。1990年代後半には駅弁の販売もなくなりました。