佐世保線電化開業 43周年!
昭和51年7月1日、長崎・佐世保線の電化が開業しました。昭和50年3月10日、新幹線博多開業に合わせての開業予定が1年半以上遅れての開業です。
開業前の当然話題は新規運行のL特急の動向、名称がどうなるのか、電車は何本くらい運行するのかに注目です。
長崎発の「かもめ」の復活には大変驚き、喜びました。佐世保発の「みどり」号の復活はなんとなくピンときませんでした。過去に佐世保と縁のあった列車だったそうです。
電化の「効果」は特急電車が長崎・佐世保から博多・小倉間、「かもめ」7往復「みどり」6往復、そして電車は早朝の門司港行き快速列車が運行するのみでした。他は在来のディ-ゼルカーの運行でほとんど電化の「恩恵」はなかったと思われます。新聞での批判記事も掲載されていました。
昭和52年6月 肥前山口にて
特に「みどり」号はわずか4両編成で、たぶん当時の特急列車の最短編成だったと思われます。区間も博多・佐世保間は最短距離と思われ、「特急列車」の「威厳」と「価値」がこの時から全国的に失われ始めたような気がします。
先頭車は乗客ガラガラのグリーン車・指定席各1両と自由席が2両ありました。 「特別急行列車」から「現在」の「特急」になり下がったような感覚です。
昭和52年6月 肥前山口にて 博多発肥前山口止まりのかもめ号
つづく