寝台特急「さくら」ラストラン①
1998年12月、佐世保編成廃止後、東京行きの「さくら」は熊本発の「はやぶさ」との併結で運行を続けていました。ヘッドマークは「さくら」と「はやぶさ」が混じったものに変更されました。これからも未来永劫、「さくら」は走り続けるものとして見守っていましたが。…2004年12月、衝撃のニュースが走りました。【寝台特急さくら号廃止、運行から半世紀、利用者低迷で終着駅へ】と新聞にも掲載されました。
終末期のさくらはB寝台(B個室寝台1両含む)だけの6両編成になっていました。 航空機全盛のこの時代、この形態の列車の存続は不可能であり、むしろこの時代まで生き残ったのが奇跡といえるでしょう。しかし子供のころからの憧れの存在であったこの列車の廃止は寂しく悲しいものでした。
長崎駅では最後の5日間、さようならさくら号セレモニーが行われました。ものすごくたくさんの人々が「さくら」のお別れに来ていました。
つづく