kitakitajijiiのブログ

国鉄時代の駅弁、列車の想い出と食のブログ

駅弁の想い出 諫早駅

 長崎線諫早駅。かつて国鉄時代、長崎線肥前山口駅から下り、有明海沿線を走って諫早駅まで駅弁の販売駅はありませんでした。この駅では大村線島原鉄道の分岐駅で主要駅として賑わっていました。

 この駅弁の掛け紙は昭和48年11月のものです。今はなき急行平戸号の車内から立ち売りのものを購入しました。当時私は子供だったので、車内から弁当屋を呼んでも声が小さく気付いてもらえず困っているとき、前の席に座っていたおじさんが大声で立ち売りのお弁当屋を呼んでもらった想い出があります。

 さすがに駅弁の中身までは忘れてしまいました。諫早駅開業の明治時代から続いていた「中村屋」がこの駅の駅弁業者でした。名物弁当としては「うなぎ弁当」がありました。諫早名物の楽焼うなぎが有名です。いつの間にかに駅弁の販売もなくなり寂しい限りです。

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       昭和48年11月 諫早駅 南蛮弁当 400円

今では昔からの駅舎も取り壊され、長崎新幹線の開業に対応可能な、個性のない新しい駅に生まれ変わりました。